G2produce#9「キャンディーズ」に出演のキャストを役どころ付きで紹介。

：すどうりさ
　高校時代に神奈川県１位のスプリンターだった経歴を持つ。NODA・MAP『カノン』、蜷川演出『新・近松心中物語』など舞台経験も豊富。最近はCX「めだか」で好演。
○美雪…立花社長の娘。君島という親が決めた許嫁がいる。ひょんなことから工場閉鎖問題に巻き込まれていくうちに、君島ではなく、渡部に惹かれていく。
○谷川美千子（二役）…永井に求愛され、それをいったんは受け入れたものの、自分の気持ちがどんどん渡部に向かっていることに悩んでいる。

：はせがわともはる
　ジョビジョバに参加、ナチュラルな演技と笑いのセンスで人気者に。最近は舞台でもナイロン100℃『男性の好きなスポーツ』、涙目銀座『３つの事情』と話題作に連続出演。
○渡部…石鹸職人。最初は美雪と喧嘩が絶えなかったが、その人柄を知るうちに次第に惹かれていく。過去の事件に決別できず、美雪への愛に身を任すことができない。

：たけしたこうたろう
　振付師。米米クラブのダンサーとして活躍後、俳優業も。G2作品にはパルコ劇場での『人間風車』に出演。昨年、後藤ひろひとらの演劇ユニット「Piper」に加入。
○松永…現在（昭和30年）の工場長。頭脳明晰とはいえないが面倒見のいい親分肌で、下からは慕われている存在。工員と会社が決裂せぬように、本社に交渉にいくが…。

：しんたにまゆみ
　95年からナイロン100℃に参加。外部へも劇団★新感線『阿修羅城の瞳』や明石家さんまの舞台『JOKER』などユニークな活動を展開。ドラマ、映画でも活躍中。
○しじみ…工員。美雪の幼なじみ。豪放かつ抜け目ない性格。しじみの一言によって美雪はいつも騒動に巻き込まれていく。

：きのしたせいじ
　大学在学中より劇団M.O.P.に参加。以降ほとんどの公演に出演。最近は、03年『実を申せば』、04年『浪人街』など大きな舞台でも好演。朝ドラ「まんてん」ではレギュラー出演。
○君島…向島石鹸専務。立花社長に気に入られ、次期社長として美雪との養子縁組が進められている。美雪の心が自分から離れていくのを感じ、忸怩たる思いでいる。

：うちだしげ
　99年ファッション雑誌の表紙を飾り、以降テレビドラマに出演。舞台にも積極的でパルコ劇場『おやすみ、こどもたち』主演。松尾スズキの『業音』では熱演を見せた。
○伝介…工員。瞬間湯沸かし器的江戸っ子。人情家だが深く物事を考えていない激情派。最近こどもが生まれ、急にお金の心配をし始めている。

：とよはらさとみ
　気鋭の劇作家・岩井秀人の劇団「Hi-Bye」に参加。旗揚げ公演から全作品に参加。アイドルとしての側面も持ち、05年1月にはソロDVD「lady lady」をリリース。
○五月…工員。色気パワー炸裂娘。秘かに君島を「落とす」ことを計画している。君島に近づくうちに、美雪と君島の関係に気付いてしまうが……。

：くさのとおる
　 オンシアター自由劇場脱退後、大谷亮介とともに東京壱組に参加。人気劇団TEAM発砲B-ZINへの客演などを経て、現在は壱組印で活動中。05年1月には『劇場の神様』出演。
○永井…渡部と同期のライバル。渡部とは逆で、合成洗剤の時代に立身出世を狙う。恋のライバルでもあり、美千子とのデートに成功し、一歩リードしている。

：すがわらえいじ
　98年『かまってくれよ』より劇団・猫のホテルに参加。同劇団の活動のほか、劇団、本谷有希子『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』、 チンタオレコード『 SLAPHAPPY 』 など客演も多数。
○菅井…ラジオ局員。ゼンマイ仕掛けのオープンリールのデンスケを肩にかけ、街に取材した番組が得意。美雪たちの奮闘をラジオ番組にするべく取材を始める。

：ひろかわみつのり
　95年からナイロン100℃に参加。『ハルディン・ホテル』『男性の好きなスポーツ』で飄々とした毒のある中年を好演。G2作品には『おじいちゃんの夏』で参加。
○横山…かつて工場でおきた事件を目撃して以来、言葉を話すことができない。昭和30年現在はいつも笑顔の恍惚の人。

：やまにしあつし
　劇団そとばこまち出身。G2作品へは『止まれない12人』『人間風車』など多数。所属劇団「ダンダンブエノ」の活動にも力を入れている。現在朝ドラ「わかば」出演中。
○立花…向島石鹸社長。一代でローソク製造業から原料が同じ石鹸製造業に転業。持ち前の商売のセンスと、営業力で会社を大きくしていく。柴田とは喧嘩が絶えない。

：かげやまたい
　 白井晃ひきいる遊◎機械／全自動シアターに参加。G2作品には前回の『痛くなるまで目に入れろ』でエキセントリックな父親を好演。 青山円形劇場プロデュース『ア・ラ・カルト』では多才ぶりを発揮。
○浜田…穏和な職人にしてオーディオマニア。常に最新音響機器について詳しく、それぞれの時代でそのマニアぶりが物語を意外な方向へ導く。

：くぼちゅうきち
　こまつ座『紙屋町さくらホテル』、ザ・ガジラ『アンコントロール』『国粋主義者のための戦争寓話』など本格派の舞台作品には欠かせない存在。テレビドラマ出演も多数。
○柴田…石鹸職人。合理化をめざす立花とはいつも衝突している。「キャンディーのような石鹸」を作るという夢が叶うチャンスがやってくるが、その最終仕上げの夜に……。