ストーリー
舞台はフランス。雪に閉ざされた大邸宅に、クリスマスを祝うため家族が集まってきた。
ちょうどその日の朝、メイドのルイーズが、一家の主マルセルの部屋へ朝食を持っていくと、
彼はナイフで背中を刺され死んでいた。外から何者かが侵入した形跡はない。
雪で外部との連絡を完全に絶たれた8人の女たち。祝祭気分は一転、彼女たちは疑心暗鬼を募らせていく。
やがて、互いの詮索が始まる。そして、次々と彼女たちひとりひとりの思惑や秘密が暴露されていく…。
家族愛を吹聴する祖母の
マミー(加賀まりこ)は株券を持ち、実は相当に欲深い。
妻の
ギャビー(大地真央)は、夫の共同経営者と浮気をしているらしい。
妹の
ピエレット(浅野温子)は元キャバレーのダンサーで、お金のトラブルを抱えていたようだ。
ギャビーの妹の
オーギュスティーヌ(戸田恵子)は、殺された義兄に好意を持っていた。
清楚な長女
シュゾン(マイコ)も、勝ち気な次女
カトリーヌ(南沢奈央)も何か人に相談できない悩みを持っているようだ。
そして美貌のメイド、
ルイーズ(牧瀬里穂)は主人を誘惑した気配があり、長年忠実に使えてきたメイドの
マダム・シャネル(荻野目慶子)も、アリバイという点では完全にシロというわけではない。
はたして、長い捜査の一日が始まった。大邸宅に閉じ込められた美しくも妖しい8人の女たち。
誰もが犯人になりうる動機を持っている。いったい、犯人は誰なのか・・・・・・。
偉業を成し遂げた奇跡の映画版
2002年に8人のフランス大女優の豪華絢爛な競演により映画化された「8人の女たち」。
公開されるやいなや、批評家のみならず観客からも熱狂的に迎えられ、
この年のベルリン国際映画祭で8人全員に銀熊賞を授与されるという快挙を成し遂げました。
カトリーヌ・ドヌーブ、ファニー・アルダン、イザベル・ユペール、エマニュエル・ベアール、ヴィルジニー・ルドワイヤン、リュディヴィーヌ・サニエ、ダニエル・ダリュー、フィルミーヌ・リシャールと、
フランスを代表する女優が集結したこの“奇跡のキャスティング”は、
二度と実現不可能な顔合わせだと言われ話題になった作品です。
日本を代表する超豪華女優陣、夢の競演!!
生の舞台上でどんな真剣勝負を繰り広げるのか?!
この名作映画「8人の女たち」の原作となった「Huit Femmes(8人の女たち)」は、
フランスのヒッチ・コックと称されたロベール・トマによって1961年に執筆され、
妖しい秘密の匂いが一杯の極上ミステリーとして賞賛されました。
そして、2011年冬、日本での舞台化が決定しました!!
舞台上を賑わすのは映画版に勝るとも劣らない、日本の芸能界を代表する豪華な女優陣が揃いました!!
浅野温子、荻野目慶子、加賀まりこ、大地真央、戸田恵子、マイコ、牧瀬里穂、南沢奈央(※五十音順)が一堂に会し、まるで大輪の花束のように咲き誇る奇跡の舞台が ル テアトル銀座 に出現します!
近年、圧倒的、それでいて良質な舞台作品を数多く手掛けているG2の演出も今回の見どころのひとつです。
舞台上での火花飛び散る真剣勝負が、2011年の芸能界の話題をさらうことは間違いありません!
皆様、どうぞご期待ください!!