篠井英介、深沢敦、大谷亮介。この3人の人気・実力を兼ね備えた怪優?が集まって
「一緒に芝居をしよう!」と意気投合したのが、そもそもの事の起こり。
彼ら自身の企画であり、彼ら自身のプロデュースによるユニット、それが「3軒茶屋婦人会」である。
オフ・ブロードウェイで女優三人が演じ、1785回のロングラン記録を誇る名作コメディをこともあろうに四十路を越えた男(?)たち三人が蘇らせる!
ハイスクール卒業前の少女三人はその後10年で、どう生き、どうお互いに関わったのか?
マシンガンのごとく繰り出される会話に抱腹絶倒し、彼女らの人生の行方に感涙する! 前代未聞の目眩い舞台空間を展開し、客席を圧倒した。
姉妹の女中ソランジュとクレールは、主である奥様の留守をいいことに「奥様ごっこ」に興じている。クレールが奥様に扮し、ソランジュがクレールを演じるこのお芝居。いつしか現実と想像の狭間を越え、奥様の毒殺を計画し始める…。
旦那様の拘留で、心身ともに疲れ果てて帰宅した奥様に毒入りのお茶を勧めるクレール。だが奥様はなかなか口をつけようとしない。あたふたする女中を尻目に旦那様の釈放を知った奥様は飛ぶように出かけてしまった。残されたのは二人の女中と毒入りのお茶。絶望の仲、取り返しのつかない結末に向かって「奥様ごっこ」が再開される。
高校時代の親友の葬儀で三十年ぶりに再会した同窓生たち。三十年前は親友だったはずの絵美と澄子の間には気まずい空気が流れている。その空気を知ってか知らずか、ひとりはしゃいでいる薫。 絵美が澄子の部屋に押しかけたのには理由があった。だが、想定外の存在である薫の言動で、その思惑は微妙にずらされていく。絵美はそんな薫に苛立ち、と同時に、高校時代とはうってかわった覇気のない澄子のたたずまいと、その暮らしぶりにがく然とする。 この三十年で澄子に何が起きたのか? 絵美の秘めたる目的は何なのか? 一人はしゃぐ薫の正体は? それぞれの謎が解き明かされるとき……三人は「奇跡の夜」を迎える。